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エアロソータⅢが第6回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞を受賞

新着情報 2015年05月09日

ダイオーエンジニアリング株式会社は、第6回「ものづくり日本大賞」において、” 廃家電等のミックスプラスチックを材質毎に高速且つ高精度に選別可能とする装置の開発“で「経済産業大臣賞」を受賞しました。(弊社装置名:エアロソータⅢ)

「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、さらに発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、ものづくりの第一線で活躍する世代のうち、特に優秀と認められる方々を顕彰する制度で、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、平成17年度より隔年開催しており、今年で6回目を迎えます。

〈受賞件名〉

  • 廃家電等のミックスプラスチックを材質毎に高速且つ高精度に選別可能とする装置の開発

〈受賞者〉

  • 青野 孝  ダイオーエンジニアリング株式会社
  • 大西 誠人 ダイオーエンジニアリング株式会社
  • 岩本 幸治 愛媛大学大学院理工学研究科生産環境工学専攻 講師

〈概  要〉

当社のエアロソータⅢは、近赤外線式センサーを用いて材質を識別し、圧縮エアーで打ち落として材質毎に選別する装置です。
今までは小さく破砕されたプラスチックは、液体との比重差を利用して選別されており、選別サンプルサイズが大きく違うと選別精度が悪くなる、また比重が近いもの(ABSとPS等)は選別することが出来ませんでした。
エアロソータⅢは、近赤外式センサーを用いた選別装置のため、比重液を用いた選別装置より以下の優位点を持っています。
愛媛大学社会連携推進機構の仲介のもと、愛媛大学の流体工学の専門家・岩本講師とエアー噴流の流体解析に関する共同研究を実施し、製品開発に繋げました。

  1. 比重に影響されない
  2. 選別サンプルサイズばらつきの許容範囲が広い
  3. 非接触での材質認識
  4. 比重液を用いないため、廃水処理設備が不必要

今回の受賞では、

  1. 世界的に見ても選別が困難だった小粒径のプラスチック(5~20㎜程度)を高速・高精度で選別できること
  2. その結果、リサイクルプラスチックに今まで以上の価値が生まれ、循環型社会の構築に寄与できること

が評価されています。

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