水は製紙会社の生命線ともいえる存在。「アクア(用排水)分野」はその水を管理するための設備が安定して運転できるように、適切な時期に最小限のコストで保全をしています。
用水・排水処理設備のメンテナンス
紙の生産には、大量の水を必要とします。四国山系の銅山川分水から流れる貴重な水資源を有効に使用していくため、水のリサイクルや節水技術に力を入れる一方、工場排水は高度な生物・化学的処理を行った後、瀬戸内海へと返しています。常に環境保全に注力し、最新の技術で身近な水環境を作っています。
工業用水の取水
四国中央市の山中にある、銅山川のダムより取水。
工業用水の給水
製紙産業は水を多く使用する産業であり、水質の良否が製品品質を左右します。使用目的に合った水質に処理給水しています。
生物処理設備の効率改善
生物処理設備を常に高い効率で運転するため、酸素溶解効率の向上や層内の回流改善を目的に、散気設備の点検修理・改良に取り組んでいます。
大型クラリファイヤー設備の長期修理計画立案・施工
工場内の排水処理設備は、一年中停止することなく連続運転しています。このため、限られた期間で長期運転に耐える保全・修理が要求されます。特に大容量の大型クラリファイヤーの修理は10年先を見据えて、修理履歴管理、修理計画立案、施工を行っています。
放流水連続測定器のメンテナンス
- 窒素・燐濃度測定器
- COD濃度測定器
- PH計
- DO計
- 流量計